PFNの国産フラグシップモデル「PLaMo 3.1 Prime」発表 Deep Research対応やAPI無料プランを開始

国産AIモデルPLaMo 3.1 Primeを表現したイメージ画像 AIテクノロジー

PFNが国産フラグシップモデル「PLaMo 3.1 Prime」を発表

株式会社Preferred Networks(PFN)は2026年10月27日、自社開発の国産フラグシップAIモデル「PLaMo 3.1 Prime」を発表しました。この新モデルは、対話型サービス「PLaMo Chat」およびプログラミング接続向けの「PLaMo API」を通じて提供されます。

最新版となるPLaMo 3.1 Primeでは、最新情報を参照するWeb検索機能や、複雑な調査・分析を実行する「Deep Research」機能が標準で統合されました。個人の日常的なリサーチから企業での高度な情報収集まで、幅広く活用できる機能性を備えています。

PLaMo 3.1 Primeの主な機能と技術的特徴

Web検索とDeep Research機能の導入

PLaMo 3.1 Primeは、PLaMo ChatおよびAPIの両方でWeb検索ならびにDeep Research機能を提供します。これにより、リアルタイムな情報に基づえた情報収集や深い分析回答の作成が可能となりました。

また、機能の提供開始にあわせ、PLaMo Chatにおいては2026年11月30日までの期間限定キャンペーンが実施されています。キャンペーン期間中、ユーザーは1日あたり最大2回までDeep Research機能を無料で体験することができます。

Deep Researchとデータ解析を表現したネットワークのイメージ画像

投機的デコーディングによる処理速度の向上

技術的なアップデートとして、本モデルには「投機的デコーディング(speculative decoding)」と呼ばれる技術が採用されました。これにより、低並行処理(low concurrency)の条件下において、前世代モデルである「PLaMo 3.0 Prime」と比較して処理速度が約1.7倍に向上しています。応答速度が重視されるインタラクティブな用途において、より円滑な対話体験を実現します。

API利用プランと価格設定

PFNは開発者や事業者がPLaMo 3.1 Primeを導入しやすいよう、明確かつ柔軟な価格体系を用意しました。APIプランとしては「Free(無料)プラン」と「Standard(標準)プラン」の2つが提供されます。

  • Freeプラン:利用制限が設けられており、初期評価や小規模な試作に適した無料プランです。
  • Standardプラン:従量課金の標準プランであり、価格は入力100万トークンあたり60円、出力100万トークンあたり250円に設定されています。

このコストパフォーマンスに優れた価格設定により、開発者や企業における国産AIモデルの採用ハードルが下がることが期待されます。

安全性と応答ロジックの進化

AIモデルの運用において重要視される安全性および対話の質の改善も盛り込まれています。

従来のPLaMo 3.0 Primeでは、不適切な行為に関する質問に対して定型的な拒否文(標準的な拒絶テキスト)を返して回答を終了していました。しかし、PLaMo 3.1 Primeでは質問に含まれる前提のエラーを論理的に説明し、ユーザー自身が適切な判断を行えるよう補助する応答方式へ変更されました。

さらに、比較対象となったモデルの中で、非推論モードおよび推論モードの両方において最高の安全性スコアを獲得しています。安全で信頼性の高いAIモデルとしての精度が向上しています。

利用者や企業への影響

今回のPLaMo 3.1 Primeの登場により、利用者はDeep Researchをはじめとする高度な検索・分析能力を試すことが可能になりました。また開発者や企業にとっても、無料プランを活用した事前の検証から、100万トークンあたり数十円〜数百円という低コストでの本番運用まで、スムーズに移行できる環境が整いました。

まとめ

Preferred Networksが発表した「PLaMo 3.1 Prime」は、Web検索・Deep Research対応、投機的デコーディングによる1.7倍の高速化、安全性スコアの向上、そして手頃な料金設定のAPIプラン開始など、数多くの進化した要素を備えています。国産AIにおける重要な選択肢として、今後の普及と活用が期待されます。

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