オープンソースAI「Hermes Agent」開発元が大型資金調達を実施
人工知能(AI)分野においてオープンソースのアプローチを推進するNous Researchは、2026年10月7日にシリーズBラウンドで9000万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。今回の資金調達により、同社の企業評価額は15億ドルに達し、これまでの累積調達額は1.58億ドルに拡大しています。
本ラウンドはRobot Venturesが主導し、NVIDIAやMicrosoftのM12、Samsung、Union Square Ventures、Y Combinator、Menlo Venturesといった投資家が参加しました。AIインフラや関連技術を支える主要プレイヤーからの支持を集める形となっています。
世界的な広がりを見せる「Hermes Agent」の現状
今回の資金調達の背景には、同社が開発したオープンソースAIエージェント「Hermes Agent」の普及があります。Hermes Agentは2月にMITライセンスの下でリリースされて以来、広く利用されてきました。

公式の発表によると、同エージェントのクローン数は2400万回を超えています。さらに、内部試算では世界全体のトークン使用量の約2.5%をHermes Agentが駆動しているとされており、オープンソースのAIエージェントとしては大規模な利用が進んでいます。
企業向け事業「Hermes for Businesses」の展開へ
獲得した資金は、企業向けの新たな展開である「Hermes for Businesses」の開発に充てられます。「Hermes for Businesses」は、企業が機密情報を保護しつつ、プライベートで安全なAI利用を維持しながらAIエージェントの機能やプライバシー機能を利用できるようにすることを目指しています。
オープンソースモデルの柔軟性と高い普及率を武器に、Nous Researchは「Hermes for Businesses」を通じて企業向け事業を拡大しようとしています。急速に拡大するAIエージェント市場において、同社の動向は今後のエコシステムに大きな影響を与える可能性があります。


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