超大型オープンウェイトモデル「Beam」の登場
AIスタートアップのReflectionは、パラメーター数5010億を誇る新しいオープンウェイトモデル「Beam」を発表しました。このモデルは、アクティブパラメーター数を230億に抑えた効率的な設計を採用しており、オープンソースAIの領域において極めて高い性能を目指して開発されています。
驚異的なトレーニング規模と計算資源
Beamの開発には、膨大な計算資源とデータが投入されています。事前学習フェーズにおいては、実に23兆8000億トークンものデータが使用されました。
さらに、モデルの性能を決定づける強化学習フェーズにおいては、NVIDIA GB300を1万500基も投入。この大規模なインフラ環境において、4週間という期間で1億回を超えるロールアウト(シミュレーション実行)が生成されました。この圧倒的なトレーニング規模が、Beamの高度な推論能力を支える基盤となっています。

コーディングとエージェントタスクにおける高い実力
Beamは、特にコーディングやエージェント型タスクにおいてその真価を発揮します。開発元の発表によると、Beamはこれらの領域において、より大規模なオープンモデルであるGLM 5.2に匹敵する性能を示しているとのことです。また、強力な性能を持つQwen 3.8-Maxに迫る実力を発揮するとされています。
アクティブパラメーター数が230億に抑えられていることから、推論時の計算効率を保ちながらも、大規模モデルに匹敵する高度なタスク処理能力を実現している点が大きな特徴です。
安全性検証と今後の公開スケジュール
現在、Beamは即座に一般公開されているわけではありません。記事作成時点においては、最終段階のレッドチーミング(攻撃的なテストによる安全性の検証)と評価を受けている最中であるとされています。AIモデルの悪用や予期せぬ挙動を防ぐため、公開前に厳格な安全対策と評価プロセスが実行されています。
この最終評価プロセスを経た後、2026年10月中にはモデルのフルウェイト(すべてのパラメータデータ)が一般に公開される予定となっています。
まとめ
Reflectionが発表した「Beam」は、5010億という巨大なパラメーター数を持ちながら、アクティブパラメーターを230億に絞ることで効率性と高性能を両立させた野心的なオープンウェイトモデルです。GLM 5.2やQwen 3.8-Maxといった既存の有力モデルに対抗しうる性能を備えており、2026年10月のフルウェイト公開に向けて、現在は安全性の最終検証が進められています。オープンソースAIの選択肢がさらに広がることで、今後のエージェント開発やコーディング支援の分野にどのような影響を与えるか注目が集まります。


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